【11月13日 AFP】女子テニスの国別対抗戦フェドカップ(Fed Cup)にはわずか数試合しか出場したことがないマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)だが、週末の決勝で昨年覇者チェコと対戦するロシアにとって、そのコートでの存在感が勝負を左右するとみられる。

 世界ランク4位のシャラポワは、2011年からの4年間で3度大会を制しているチェコとの決勝で、同6位のペトラ・クビトバ(Petra Kvitova)、同9位のルーシー・サファロバ(Lucie Safarova)のサウスポー2人と激突する可能性が高い。

 四大大会(グランドスラム)通算5勝のシャラポワは、脚や腕の故障で7月から10月までツアーを休みがちだったが、「最高の選手2人との試合で1年を締めくくれるのは素晴らしいこと」と話している。

「自分にとっては本当に新しい経験です。代表チームの一員になったことはありますが、決勝に出るのは初めてですから」

 6月の全仏オープンテニス(French Open 2015)でサファロバに敗れたシャラポワは、先月のWTAツアー選手権(BNP Paribas WTA Finals Singapore 2015)でも準決勝でクビトバに敗れ、直近の試合ではチェコ勢に苦しめられている。

 世界ランク23位のエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova)、同28位のアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova)、同111位のエレナ・ベスニナ(Elena Vesnina)と共に招集されたシャラポワは、「相手がどれほど強敵かわかっていますし、自分にとっては厳しい戦いになるでしょう」と語った。

「私たちは伏兵としてワールドグループを戦ってきました」