【11月10日 AFP】サッカー元フランス代表のパトリック・ビエラ(Patrick Vieira)氏が、3年の契約で、米メジャーリーグサッカー(MLS)のニューヨーク・シティFC(New York City FCNYCFC)の指揮官に就任した。9日、親クラブのマンチェスター・シティ(Manchester City)が発表した。

 マンチェスター・シティのリザーブチームで指導していたビエラ氏は、トップチームの指揮官候補としても名前があがっていたが、ジェイソン・クライス(Jason Kreis)前監督の後任として、NYCFCを率いることになった。

 NYCFCは昨シーズン、フランク・ランパード(Frank Lampard)やアンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)といったスター選手を擁しながらも、プレーオフに駒を進めることができなかった。

 NYCFCのトム・グリック(Tom Glick)会長は、「パトリックの能力、ビジョン、周囲からの尊敬は、彼の人間性や、成功の可能性を雄弁に物語っている」と評した。

「彼と働けることを楽しみにしているし、指揮官としての彼のエネルギーは、クラブにとってものすごくプラスに作用するだろう」

 フランス代表とアーセナル(Arsenal)の主将として活躍したビエラ氏は、1998年のW杯と、2000年の欧州選手権で優勝経験がある。

 ビエラ氏は就任に際し、「素晴らしく組織されていて、忠誠を誓った情熱的なファンがいる上に、僕がよく知る特別な街に位置している。比類なきチャンスを手にできたことを光栄に思う。スタートが待ちきれない」とする声明を出している。(c)AFP