「ジャンクフード」消滅?米国で高まる健康志向
このニュースをシェア

■それでも根強いスナックフード
米国の相当数の人々が、今も特大ハンバーガーを喜んで食べ続けているという結果が複数の調査で示されている。米疾病対策センター(CDC)によると、米国の子どもの3分の1は、ピザやその他のファストフードを毎日食べているという。これは1990年代から変わっていない。
また国際食品情報会議財団(International Food Information Council Foundation、IFIC)基金の年次調査でも、自分の健康状態を「非常に良い」または「良い」と評価した人の55%が、実際には肥満または体重過多であることが判明した。同調査ではさらに、米消費者のうち自分の食生活の健康度に気を使っているという人は半数にとどまり、「ヘルシーさ」は「おいしさ」や「価格」ほど重視されていない実態が明らかになった。
こうした背景から、米国から手軽なスナックが消えてしまうことはなさそうだ。モンデリーズのマーク・クラウス(Mark Clouse)最高事業成長責任者(CGO)はこう話している。「バランスの取れた食事にの中にも、おやつを適切に位置付けることはできる。我々は何もかもをヘルシーフードにしようとしているわけではない」(c)AFP/John BIERS