【10月19日 Relaxnews】薄暗くて肌寒く気も滅入りがちな晩秋の気分転換に、ちょっと風変わりな場所で週末を過ごしてみるのもいいだろう。旅行者向け宿泊施設サイト「HomeToGo」が紹介する欧州の施設のなかには、わざわざ泊まってみたくなる意外な宿泊場所がいろいろある。

■旅客機の操縦室:スウェーデン

 スウェーデンの首都ストックホルム(Stockholm)には、旅客機の操縦室をツインのスイートルームに改装した宿泊施設がある。無料のWi-Fiとバスルーム付きで1泊382ユーロ(約5万2000円)。これでは高すぎるという向きには、旅客機内に低価格帯の部屋も用意されている。

■カップケーキ専門店:仏パリ

 パリの観光スポット、モンマルトル(Montmartre)では、カップケーキ専門店のオーナーが店を宿泊用に貸し出している。店内は英国風にデコレーションされ、運が良ければオーナー手作りのケーキが食べられることも。部屋の広さは25平方メートルで、宿泊代は1泊130ユーロ(約1万8000円)。

■「雪のお城」:フィンランド

 北欧フィンランドのラップランド(Lapland)では毎年、冬が来ると雪で造られた「お城」が出現し、旅行客にユニークな宿泊体験を提供する。氷でできた部屋は最大5人まで宿泊可能。シングルルームとスイートルームがあり、ベッドごとにスリーピングバッグが備えられている。1泊118ユーロ(約1万6000円)から。

■旧靴工場:英ロンドン

 英国の首都ロンドン(London)で、古い靴工場を改装したホテルで歴史に思いをはせる休日を過ごすのはいかがだろう。

 100平方メートルのロフトには、産業技術の才を尽くした堅木張りの床やレンガなど、往年の本格的な建築様式がみられる。広々とした室内はベッドルーム、バルコニー、キッチンで構成され、洗濯機も完備。1泊の値段は281ユーロ(約3万8000円)。

■レコーディングスタジオ:パリ

 パリ11区(11th arrondissement)には、カップルや友人同士で宿泊できるレコーディングスタジオがある。

 部屋はワンルームで、中央にベッドが配置され、宿泊客は楽器や録音機材に囲まれて眠りにつく。バスルーム付きで宿泊料金は164ユーロ(約2万2000円)から。

■ボート:アムステルダム、オランダ

 オランダでは、アムステルダム(Amsterdam)市内に張り巡らされた運河に係留する船1隻を宿泊用に丸ごとレンタルできる。

 ベッドルーム11室、バスルーム4室を完備し、30人まで宿泊可能だ。談話室にはテレビやステレオ、ビールサーバーが備えられている。宿泊客たちは運河でのアムステルダム巡りも楽しめる。料金は731ユーロ(約9万9000円)から。(c)Relaxnews/AFPBB News