ギグス氏の将来的なマンU監督就任に太鼓判―ベッカム氏
このニュースをシェア
【10月7日 AFP】サッカー元イングランド代表の主将デビッド・ベッカム(David Beckham)氏は6日、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で苦楽をともにしたライアン・ギグス(Ryan Giggs)氏が、いつかオールド・トラフォード(Old Trafford)で指揮を執る日が来ると語った。
41歳のギグス氏は現在、ルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督の下でアシスタントマネジャーを務めており、ベッカム氏は11年間一緒にプレーしたギグス氏の指揮官就任は、そう遠くない未来に実現するだろうと考えている。
「私はギグシー(ギグスの愛称)が一流監督への道を歩んでいると常に言ってきた」
「選手の立場からそう発言したんだ。彼は意志が強く、このクラブを熟知し、クラブの哲学が組み込まれている」
「彼のような人物がクラブにいることは、ファンにとって大きな意味を持つし、いつかギグシーに後を継いでほしい」
「5年後になるのか、10年後になるのか分からないが、いつか彼の存在がファンにとって最高の出来事になるだろう。ギグシーがベンチに座り、監督になるための準備をしていることにも興奮を覚えるね」
11月14日に開催される国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)の慈善試合に出場する40歳のベッカム氏は、ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォードで行われた同試合の記者会見に出席した。
ベッカム氏は2013年にユナイテッドの監督を退任したアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏が指揮を執る英国選抜でキャプテンを務め、レアル・マドリード(Real Madrid)を指揮したカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)氏が率いる世界選抜と対戦する。
ファーガソン氏の下でベッカム氏がプレーするのは、ベッカム氏がレアルに放出された2003年以来となる。
ファーガソン氏は最新の自伝でベッカム氏を批判しているが、現在の二人の関係は良好とされており、ベッカム氏は恩師がオールド・トラフォードのタッチラインに立つチャンスに乗り気だったと明かしている。
試合のチケットがすでに6万枚完売していることを明かしたベッカム氏は、「ボスをベンチに連れ戻すことは、多くの人にとって大きな意味のあることだ。そしてありがたいことに、それが実現した」と語っている。
「彼とは個人的に話をし、(今回の試合に関わることを)とても喜んでくれた。誰が何と言おうと、多少の浮き沈みはあったとしても、監督との関係はいつも素晴しいものだった」
ベッカム氏はまた、2003年に行われたFAカップ(FA Cup)でアーセナル(Arsenal)に敗れたあと、ファーガソン氏が蹴り上げたスパイクが自身の左目の上を直撃した出来事について質問されると、「気晴らしにする行為の一つだよ。それを別の言い方で表現する人もいた。そのうちに(真相は)分かるよ」と笑顔で答えた。(c)AFP