【10月2日 AFP】イタリアのメディアは1日、サッカー元イングランド代表のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏が、今季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)ではACミラン(AC Milan)に優勝してほしいと「勘違い」発言をしたことを受け、こぞってこれを書き立てた。

 ACミランと、同市のライバルであるインテル(Inter Milan)は今季、チャンピオンズリーグどころか、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2015-16)の出場権すら獲得することができなかった。

 ドバイ(Dubai)でアディダス(Adidas)の新店舗オープンに立ち会った40歳のベッカム氏は、今季のチャンピオンズリーグでどのチームを応援しているかと質問された際、「マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)、ACミランのどれかと言わなくてはならないだろうね」と答えた。

 現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで頭角を現し、レアル・マドリード(Real Madrid)、ロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)、PSG、ACミランを渡り歩いたベッカム氏の失言について、伊紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)は、妻ヴィクトリア(Victoria Beckham)さんが所属していた英人気ポップ・グループ「スパイス・ガールズ(Spice Girls)」になぞらえ、これを「スパイスのきいた失言」と報じた。

 ガゼッタ・デロ・スポルト紙の電子版は、「現役を退いた後、ベックス(ベッカム氏の愛称)は世界のサッカーニュースにそれほど興味を持たなくなったようだ」と述べている。(c)AFP