【9月15日 AFP】15NFLは14日、第1週の試合が行われ、サンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)は20-3でミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)に圧勝したものの、オーストラリアの元ラグビー選手ジャリード・ヘイン(Jarryd Hayne)にとってはほろ苦いデビュー戦となった。

 今年はじめにNFLへ転向したヘインは本拠地リーバイス・スタジアム(Levi's Stadium)でフォーティナイナーズのシーズン開幕戦に出場を果たし、スタジアムの観客を驚かせた。

 しかし、27歳のヘインは第2クオーターに初めてボールに触る機会が巡ってきたが、何でもないパントリターンで痛恨のファンブルからターンオーバーを喫し、夢のデビュー戦が悪夢と化してしまった。

 このプレーで唯一の存在感を示してしまったヘインに代わり、RBのカルロス・ハイド(Carlos Hyde)が出場すると、26回のキャリーで合計168ヤードを稼ぎ、2本のタッチダウンも記録した。一方、ヘインは4回のキャリーで合計13ヤー ドに終わっている。

 フォーティーナイナーズではハイドのほかに、ベテランキッカーでリーグ2番目の年長者である40歳のフィル・ドーソン(Phil Dawson)が、2本のフィールドゴールでチームに得点をもたらした。

 対するバイキングスは、ブレア・ウォルシュ(Blair Walsh)が第4クオーターに決めた37ヤード付近からのフィールドゴールが唯一の得点となった。

 バイキングスではまた、息子への暴力騒動で昨季のほとんどを出場停止となっていたエイドリアン・ピーターソン(Adrian Peterson)が復帰を果たし、大きな注目を浴びていたが、期待外れの結果に終わってしまった。

 この日はほかに、アトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)が本拠地ジョージア・ドーム(Georgia Dome)でフィラデルフィア・イーグルス(Philadelphia Eagles)と接戦を演じ、26-24で競り勝った。(c)AFP