【3月3日 AFP】オーストラリアの元ラグビー選手ジャリード・ヘイン(Jarryd Hayne)が2日、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)と契約にこぎ着けたことを発表した。

 NFLでプレーすることが長年の夢だったというヘインは、パラマタ・イールズ (Parramatta Eels)で176試合に出場し、103トライを決めた実績を持ちながら、昨年アメリカンフットボールへの転向を表明した。

 フォーティナイナーズとのルーキー契約に合意したというヘインは、15~20週間はチームでの居場所が確保されている。

 それでも27歳のヘインは、8月に発表される53人のロスターに残るため、これからさらなる努力が必要になる。

 ヘインは、デトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)やシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)といったチームからも誘いを受けていたというが、チームを率いるジム・トムスラ(Jim Tomsula)ヘッドコーチ(HC)がラグビーについて豊富な知識を持ち合わせていることが、フォーティナイナーズ入団の決め手になったという。

「僕にとって、これ(契約)は正しい方向に向けての小さな一歩だ」としたヘインは、「難しいのはこれから。どんなことも受けて立つ心構えでいる。必要なことはすべてやるつもりだ」と意気込みを語った。

 ヘインは、ニューサウスウェールズ(New South Wales)州選抜としてステート・オブ・オリジン(State of Origin)の20試合に出場したほか、オーストラリア代表として12キャップを記録している。(c)AFP