【8月25日 AFP】米プロゴルフ(PGA)ツアーは24日、2年に1度開催される米国選抜と世界選抜による男子ゴルフの対抗戦「プレジデンツ・カップ(The Presidents Cup)」のフォーマットを見直し、合計ポイント数を減らすことを発表した。

 PGAの声明によれば、今年10月に行われる大会から、試合数が34から30に減らされる。

 この結果、最初の2日間で行われるフォアボールとフォアサムが、これまでの6試合から5試合に変更される。

 また、土曜日のフォアボールとフォアサムを、これまでの5試合から4試合に減らし、最終日にシングルス12試合を行うことになる。

 米国選抜のジェイ・ハース(Jay Haas)主将と世界選抜のニック・プライス(Nick Price)主将が、数か月の話し合いを経て今回の変更を了承した。

 PGAのティム・フィンチェム(Tim Finchem)コミッショナーは、新たなフォーマットについてなかなかコンセンサスが得られなかったと明かしている。

「かなりの期間、世界選抜チームが合計ポイント数の削減を求めていた一方で、米国チームは既存のフォーマットを維持したがっていた」

「数え切れないほどのミーティングとディスカッションを行ったが、両チームの主将は自分たちの意見に対して情熱を持っており、チームのメンバーも同様だった。両者のコンセンサスが得られなかったため、私が大会のために最良の決断をしなければならなくなった」

 コミッショナーは、フォーマットの変更により「プレジデンツ・カップのユニークな構成を維持しつつ、両チームにとってやりがいのある環境になる」はずだと話している。

 今年のプレジデンツ・カップは、10月8日から11日まで韓国・仁川(Incheon)のジャック・ニクラス・ゴルフクラブ・コリア(Jack Nicklaus Golf Club Korea)で開催される。(c)AFP