【8月18日 AFP】バングラデシュで無神論を主張した著名ブロガー2人の殺害事件の容疑者として、イスラム過激派のメンバー3人が18日、首都ダッカ(Dhaka)で治安当局に逮捕された。うち一人は英国人で、警察は一連の事件の首謀者とみている。

 緊急行動部隊(Rapid Action BattalionRAB)の報道官は、複数のブロガー殺害に関与した疑いで5月に活動を禁止されたイスラム過激派「アンサルラ・バングラ・チーム(Ansarullah Bangla Team)」のトゥヒドゥル・ラーマン(Touhidur Rahman)容疑者(58)ほか、2人の「現メンバー」を拘束したと発表した。

 RABのマクスドゥル・アラム(Maksudul Alam)少佐はAFPの取材に対し「今日、首都で3人を逮捕した。ラーマンはバングラデシュ出身の英国人だと確認できている。彼が(ブロガーの)アビジット・ロイ(Avijit Roy)氏やアナンタ・ビジョイ・ダス(Ananta Bijoy Das)氏の襲撃事件を首謀した」と述べた。

 バングラデシュでは今年に入り、ロイ氏やダス氏など、世俗主義を掲げるブロガー4人が刃物で切りつけられ、殺害されていた。(c)AFP