レアル残留を決心したラモス、「金銭面は最も小さな問題」
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【8月18日 AFP】スペイン1部リーグ、レアル・マドリード(Real Madrid)の主将セルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)は17日、チームと新たに5年契約を結び、移籍のうわさに終止符を打ったことについて、金銭面が理由ではなかったと強調した。
2017年に契約満了を迎えることになっていたスペイン代表のラモスは、代理人とレアルのフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)会長との間で給料について交渉が行われる間、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)への移籍がうわさされていた。
スペインのメディアによれば、ラモスの年俸は1000万ユーロ(約13億8000万円)に上ると報じられている。
ラモスは残留を決めたことについて、「契約更新に至るまで状況は長引いてしまったけど、僕の頭と心は常にここにあった」とコメントした。
「確かに、不愉快な問題があったことは否定しない。マドリード(Madrid)を去りたいと言ったことはなかったけど、このまま放置しておけないこともあったんだ」
「自分にとって金銭面は最も小さな問題で、話し合う必要があることは他にあったんだ。僕の幸せはここにある。だから、他の場所で時間を無駄にするわけがない」
「給料に不満があるなら残留しなかった。他のチームで、もっと稼げたはずだからね。だけど、他に修正しなけばならなかった事情があったんだ」
一方、ユナイテッドはアディダス(Adidas)社との高額キットパートナー契約と、2016年のプレミアリーグ放映権料更新を背景に、ラモスの英国誘致に期待を持っていた。
今月末の移籍市場最終日が迫る中で、ユナイテッドと交渉を続けてきたレアルは、代表チームでラモスの同僚であるダビド・デ・ヘア(David de Gea)を獲得することに望みを持っている。
ラモスは、19歳でセビージャFC(Sevilla FC)からレアルに移籍し、今季からはチームの主将に就任することになった。レアルでは、18年間所属した前主将のイケル・カシージャス(Iker Casillas)がポルトガル1部リーグのFCポルト(FC Porto)に移籍したため、ラモスが最古参となっている。(c)AFP/Kieran CANNING