【8月17日 AFP】韓国国防省は17日、北朝鮮が南北軍事境界線に沿って設けられている非武装地帯(DMZ)での宣伝放送を再開したと発表した。韓国国防省の報道官はAFPに対し「軍事境界線の東部分で今日、北朝鮮が拡声器を使った宣伝を再開した」と述べた。

 両国はかつて長年にわたり、軍事境界線を挟んで拡声器による宣伝放送を盛んに行っていたが、和解ムードが広がった2004年に双方の合意によって宣伝放送を中止していた。

 しかし今月に入り、境界線の警備に就いていた韓国軍兵士2人が地雷で重傷を負ったことを受け、韓国は先週、北朝鮮向け宣伝放送を再開した。北朝鮮側は地雷へのいかなる関与も否定した上で、先週末には、韓国側が宣伝放送を止めない限り、境界地帯の韓国の警備隊を「無差別攻撃」すると威嚇していた。(c)AFP