【8月2日 AFP】ロシアのカザニ(Kazan)で開催中の第16回世界水泳選手権(16th FINA World Championships)は、2日から競泳種目が始まる――。2016年のリオデジャネイロ夏季五輪をにらみながら、スター選手たちがメダル争いを繰り広げる一方で、王座奪取に意欲を燃やす挑戦者もいる。

 モスクワ(Moscow)から800キロメートル東にあるタタルスタン(Tatarstan)共和国の首都カザニへ、米国はいつも通りスター集団を送り込んできた。なかでも五輪金メダリストのミッシー・フランクリン(Missy Franklin)、ケイティ・レデッキー(Katie Ledecky)、ライアン・ロクテ(Ryan Lochte)、ネイサン・エイドリアン(Nathan Adrian)は、チームの看板選手といえる。

 スペイン・バルセロナ(Barcelona)で行われた前回の世界水泳で3冠を達成したレデッキーは、出場種目すべてで2015年の世界ランキング1位に君臨している唯一の米国選手だ。女子400メートル、800メートル、1500メートルの自由形で今季世界最高を記録し、前回大会で誕生した6つの世界新記録のうち2つを樹立している。

 一方、前回大会で6個の金メダルを獲得したフランクリンは、唯一出場した6月の国内前哨戦で優勝を逃しており、やや不安が残る。

 同様に、五輪で5個、世界選手権で15個の金メダルを獲得しているロクテも、「水泳人生でおそらく最悪の年」だったと評価している2014年からの巻き返しに燃えている。

 現在30歳のロクテは、6種目への出場を予定しており、男子200メートル個人メドレーでは4連覇がかかっているが、本人は油断はできないと気を引き締めている。

「世界にはいろんな選手がたくさんいる。今まで無名だったからといって、今回も楽勝だと思えば痛い目に遭う」