【7月18日 AFP】米経済誌「フォーブス(Forbes)」は17日、世界で最も資産価値のあるスポーツチームを発表し、サッカースペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)が32億6000万ドル(約4044億円)で3年連続の首位に輝いた。

 2位タイには32億ドル(約3970億円)で米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)と米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)が並んだ。

 4位には31億6000万ドル(約3920億円)でFCバルセロナ(FC Barcelona)、5位には31億ドル(約3846億円)でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のサッカークラブ勢が続いた。

 発表されたトップ50の内訳は、NFLが20、MLBが12、米プロバスケットボール(NBA)が10、サッカーが7で、フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)から13億5000万ドル(約1675億円)で32位にフェラーリ(Ferrari)が、北米プロアイスホッケーリーグ(NHL)から13億ドル(約1613億円)で37位にトロント・メープルリーフス(Toronto Maple Leafs)が入った。

 11億5000万ドル(約1427億円)で49位タイにNBAのダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)、NFLのミネソタ・バイキングス(Minnesota Vikings)、MLBのアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)が並んだことにより、今回発表されたチームの数は51となっている。

 また、資産価値10億ドル(約1241億円)以上のチームは世界で62あると発表されており、上位50チームの資産価値は平均17億5000万ドル(約2171億円)で、昨年から31パーセント上昇している。

 フォーブス紙によると、2014年に通算10度目の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を果たしたレアルの収入は世界最高の7億4600万ドル(約925億円)で、各クラブが個別に交渉を行う国内の放映権と、2億7700万ドル(約344億円)に及ぶ世界での放映権などにより、レアルの利益は1億7100万ドル(約212億円)とみられている。

 リスト入りした12の野球チームの中でトップのヤンキースは、テレビ放映権の大幅な上昇により、昨年の4位から順位を上げている。

 第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)を制したニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)は、26億ドル(約3225億円)でNBAのロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)と並び6位タイ、NBAのニューヨーク・ニックス(New York Knicks)が25億ドル(約3101億円)で8位、MLBのロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)とNFLのワシントン・レッドスキンズ(Washington Redskins)が24億ドル(約2977億円)で9位タイとなっている。(c)AFP