【6月11日 AFP】ボクシングのフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)が、再びマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao)に勝利した。――米経済誌「フォーブス(Forbes)」は10日、スポーツ選手の年間長者番付を発表し、メイウェザーが世界トップの座に君臨した。

 メイウェザーは、過去12か月間で手にした3億ドル(約370億円)のほとんどを今年5月に行われたパッキャオとのメガファイトで稼ぎ、2年連続でトップに立った。

 パッキャオもまた、この試合などで稼いだ1億6000万ドル(約197億円)で2位にランクされ、メイウェザーと男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods)に続き、年収が1億ドルの大台に達した史上3人目のスポーツ選手になった。

 フォーブス誌によると、メイウェザー対パッキャオ戦の米国内での総興行収入が歴代最多の4億ドル(約480億円)に達し、4億6000万ドル(約565億5000万円)を計上した2015年のリストの大部分を占めたとしている。

 フォーブス誌の試算では、過去12か月間でトップ100の選手が給与、ボーナス、賞金、出場料、ライセンス契約料、出演料などで稼いだ金額は合計32億ドル(約3900億円)に上るとされている。

 レアル・マドリード(Real Madrid)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が7900万ドル(約97億円)で3位に、FCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)が7380万ドル(約90億円)で4位となっている。

 スイス出身で男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer)は、6700万ドル(約82億円)で5位につけている。

 一方、メジャー大会通算14勝のウッズは、不振続きで世界ランクが181位まで後退しているものの、年収5060万ドル(約62億円)は9位にランクされ、トップ10入りを果たしている。

 ゴルフ界でトップだったのは、スポーツ界8位の5080万ドル(約62億4800万円)を稼いだフィル・ミケルソン(Phil Mickelson)で、世界ランク1位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy)は12位だった。

 米プロバスケットボール協会(NBA)からは3人がトップ10入りを果たし、レブロン・ジェームズ(LeBron James)が6位、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が7位、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)が10位にランクされている。

 女子選手ではテニスのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)がトップとなり、スポーツ界全体で26位の2970万ドル(約36億5000万円)を稼いだ。

 シャラポワ以外に女子選手でトップ100に名を連ねたのは、2640万ドル(約32億5000万円)で47位につけた世界ランク1位のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)だけとなっている。(c)AFP