【7月14日 AFP】第86回MLBオールスターゲーム(86th All-Star Game)開催を翌日に控えた13日、毎年恒例の本塁打競争が行われ、シンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)のトッド・フレイザー(Todd Frazier)が、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のジョク・ピーダーソン(Joc Pederson) との決勝ラウンドを15-14で制し、優勝を果たした。

 フレイザーは、打撃投手を務めた兄のチャーリー・フレイザー(Charlie Frazier)氏の球を左翼スタンドにたたき込み、勝利を決定づけた。

 オールスター開催地の選手が本塁打競争を制したのは25年ぶりで、レッズの本拠地グレート・アメリカン・ボール・パーク(Great American Ballpark)のファンからは大歓声が湧き起こった。

 オールスターゲームで、開催地の選手が本塁打競争を制したのは、1990年にシカゴ・カブス(Chicago Cubs)のライン・サンドバーグ(Ryne Sandberg)氏が成し遂げて以来となる。

 フレイザーは、「ここに来れてうれしかったから、みんなに楽しんでもらいたかった」と喜んだ。

 球宴前夜に行われる恒例の本塁打競争で、フレイザーは昨年の決勝ラウンドで敗れた悔しさをばねに、今大会に臨んだことを明かしている。

「あれが大きな後押しになった」と語ったフレイザーは、「シーズンオフに、たくさん練習したんだ」と明かした。(c)AFP