【7月15日 AFP】第85回MLBオールスターゲーム(85th All-Star Game)開催を翌日に控えた14日、毎年恒例の本塁打競争が行われ、オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)のヨエニス・セスペデス(Yoenis Cespedes)が、ケン・グリフィーJr.(Ken Griffey Jr.)氏以来の連覇を達成した。

 キューバ出身で28歳のセスペデスは、米ミネソタ(Minnesota)州ミネアポリス(Minneapolis)のターゲット・フィールド(Target Field)で行われた決勝ラウンドで、シンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)のトッド・フレイザー(Todd Frazier)を9-1で退けた。

 セスペデスは、「連覇したのはケン・グリフィーJr.氏だけということを最近知ったんだ。だから連覇を達成したかった」と語っている。

 当時シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)でプレーしたグリフィー氏は、1998年大会で優勝すると、翌1999年には連覇を果たした。

 第85回MLBオールスターゲームは、15日にミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)の本拠地ターゲット・フィールドで開催される。

 雨のため開始が約1時間遅れた本塁打競争で、元キューバ代表のセスペデスは、決勝ラウンドまでに計21本塁打を放ち、最終的には2013年大会よりも2本少ない合計30本塁打を記録した。

 セスペデスの優勝により、本塁打競争におけるア・リーグの連勝記録は5に伸びた。ナ・リーグは2009年のプリンス・フィルダー(Prince Fielder)を最後に、本塁打競争の優勝から遠ざかっている。(c)AFP