【5月14日 AFP】インド西部の商都ムンバイのガソリンスタンドで13日、強風にあおられて巨大看板が倒れ、12人が死亡、少なくとも60人が負傷した。当局が同日、発表した。

 数十人が倒壊した看板の下敷きになったとされ、現場では重機を使って生存者の捜索活動が行われている。

 国家災害対応部隊(NDRF)の管理官は、これまでに8人の遺体を収容したが、4人は下敷きになったままだと説明。「遺体の場所は確認できているが、給油機があり作業を進めることができない。危険な状況となり得る」と語った。

 地元当局によると、救出された60人の負傷者はすでに病院に搬送されている。

 ムンバイ警察は、X(旧ツイッター)への投稿で、看板の高さは70メートル、幅は50メートルほどだったと明らかにした。

 降雨と砂嵐を伴う荒天に見舞われていたムンバイでは、交通にも影響が出た他、樹木が根こそぎ倒れたり、一部地域で停電が発生したりした。(c)AFP