【7月11日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第3戦、全米女子オープン(US Women's Open 2015)は10日、米ペンシルベニア(Pennsylvania)州ランカスター(Lancaster)のランカスター・カントリークラブ(Lancaster Country Club)で2日目が行われ、4連続バーディーをマークした梁熙英(Amy Yang、エミー・ヤン、韓国)が通算7アンダーで単独首位に浮上した。

 梁熙英は、2日目までの36ホールで歴代2番目のロースコアとなる133を記録し、これを上回るのは1994年にスウェーデンのヘレン・アルフレドソン(Helen Alfredsson)が記録した132だけとなる。

 幼いころオーストラリアに移住し、現在は米フロリダ(Florida)州オーランド(Orlando)に拠点を構える25歳の梁熙英は、2012年大会(US Women's Open Championship 2012)で2位に入るなど、上位に食い込んだこともあるが、メジャーではまだ優勝を飾ったことがない。

 梁熙英は、計15ホールでパーオンに成功し、フェアウエーを逃したのはわずか2ホールだった。そして、11番からは4連続バーディーを記録している。

 3打差の2位タイには、大山志保(Shiho Oyama)とステーシー・ルイス(Stacy Lewis、米国)がつけた。

 国内ツアーを中心に活動する大山だが、この日はスコアを4つ伸ばして上位に躍り出た。世界ランク3位のルイスは、今シーズン初勝利を目指し、後半戦からは梁熙英と共にラウンドを行う。

 通算3アンダーの単独4位にはマリナ・アレックス(Marina Alex、米国)がつけ、さらに1打差で世界ランク1位の朴仁妃(Inbee Park、パク・インビ、韓国)、葭葉ルミ(Rumi Yoshiba)ら6選手が並んだ。

 前回覇者のミッシェル・ウィ(Michelle Wie、米国)は、通算イーブンパーの12位タイ、通算1オーバーの20位タイには、鈴木愛(Ai Suzuki)、上原彩子(Ayako Uehara)、穴井詩(Lala Anai)らがつけている。(c)AFP