【6月23日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2014)は22日、米ノースカロライナ(North Carolina)州パインハースト(Pinehurst)のパインハースト・リゾート・アンド・カントリークラブ(Pinehurst Resort & Country Club)で最終日が行われ、米国のミッシェル・ウィ(Michelle Wie)が通算2アンダーで優勝を果たした。

 当時15歳だった2005年、プロ転向を待たずしてスターダムにのし上がったウィは、最終日をイーブンパーでまとめ、この日スコアを4つ伸ばした世界ランク1位のステーシー・ルイス(Stacy Lewis、米国)を振り切った。

 ウィは、「今日はとにかくやっていて楽しかった。起きた時からわくわくしていたし、こういうチャンスが巡って来たことに感謝していました」と話した。

 一時、後続を3打引き離したウィは、16番のダブルボギーでその差を1打とするが、17番で長いバーディーパットを沈めて再び2打差とした。

 ウィは、「18番では鳥肌が立ちっぱなしでした」と語っており、最終グリーンでスタンディングオベーションを送られると、小さく笑い手を振って応えた。

 プロ転向後、広告などでメディアへの露出を繰り返してきたウィは、キャリア初期、女子の世界で確固たる地位を築いていないにもかかわらず、男子大会への参戦を主張して批判を集めた。

 今回の優勝は、ウィにとってツアー通算4勝目、今季2勝目となった。ウィは、4月に故郷のハワイ(Hawaii)州で行われたLPGAロッテ選手権(LPGA Lotte Championship 2014)で、2010年以来となるタイトルを獲得している。

 横峯さくら(Sakura Yokomine)は、通算4オーバーの7位タイで大会を終えた。(c)AFP