【7月10日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーメジャー第3戦、全米女子オープン(US Women's Open 2015)は9日、米ペンシルベニア(Pennsylvania)州ランカスター(Lancaster)のランカスター・カントリークラブ(Lancaster Country Club)で開幕し、悪天候でラウンドが順延となる中、ベテランのカリー・ウェブ(Karrie Webb、オーストラリア)と、マリナ・アレックス(Marina Alex、米国)が、4アンダーで暫定首位に立った。

 メジャー通算7勝のウェブは、全盛期を思い出させるようなミスのないラウンドを見せ、10番から1番を10連続パーとすると、最後の8ホールで4つのバーディーを奪った。

 豪クイーンズランド(Queensland)州出身の40歳は、2000年から全米女子オープン連覇を飾っており、これまでの経験が力になったことを認めている。

 24歳のアレックスは、終盤の5ホールで3つのバーディーを追加し、ウェブと並ぶ66でホールアウトした。

 米ニュージャージー(New Jersey)州出身のアレックスは、今季5大会連続で予選落ちを味わった後、2週間前に初のトップ10フィニッシュを飾っている。

 神童リディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)は、4打差のイーブンパーで18位タイにつけており、同順位には大山志保(Shiho Oyama)と鈴木愛(Ai Suzuki)が並んでいる。

 さらに1打差には、横峯さくら(Sakura Yokomine)、上原彩子(Ayako Uehara)、菊地絵理香(Erika Kikuchi)、穴井詩(Lala Anai)らがつけている。

 前回覇者のミッシェル・ウィ(Michelle Wie、米国)は、2オーバーで62位タイ発進となり、2バーディー4ボギーと、距離の長いコースに悩まされた。(c)AFP