■またしてもクラッシュ

 グライペルにとってはうれしい一日となった一方で、大会としてはまたしても複数のクラッシュが発生し、過酷な一日となった。

 6日の第3ステージで起こったクラッシュで、一挙7人の離脱者を出した今大会だが、この日はそこにチーム・キャノンデール・ガーミン(Team Cannondale-Garmin)のジャック・バウアー(Jack Bauer、ニュージーランド)、コフィディス(Cofidis, Solutions Credits)のナセル・ブアニ(Nacer Bouhanni、フランス)の2人が加わり、リタイアはこれで9人になった。

 総合争いではマルティンが首位に立ち、これを2013年大会覇者のスカイ(Sky Pro Cycling)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)が12秒差、BMCレーシングチーム(BMC Racing Team)のティジェイ・ヴァン・ガーデレン(Tejay Van Garderen、米国)が25秒差で追っている。

 優勝候補の4選手では、ティンコフ・サクソのアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)が首位と48秒差、フルームと36秒差の総合8位につけている。

 アスタナ(Astana Pro Team)の前年王者、ヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)は約1分30秒、モビスター・チーム(Movistar Team)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)は約2分と、前日と変わらないタイム差でフルームを追っている。

 第一次大戦による大会中止から100年が経つということで、今ステージは大戦の戦没者、特に連合国側の戦没者追悼のためのコース設定がなされた。

 朝早くには式典が催され、選手たちはソンム(Somme)などの第一次大戦の激戦地や、戦没者が眠る墓地の近くを走り抜けた。(c)AFP/Barnaby CHESTERMAN