【6月16日 AFP】女子サッカーW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)は15日、グループAの試合が行われ、中国とニュージーランドは2-2で引き分けたが、ニュージーランドがスローインからプレーを再開する場面で、中国のハオ・ウェイ(Wei Hao)監督が相手選手を妨害し、主審に退席を言い渡された。

 ハオ・ウェイ監督は、ニュージーランドのリア・パーシバル(Ria Percival)がすぐさまボールを投げ入れて攻撃を再開しようとした際、同選手に近づきこれを妨害すると、主審からスタンドに行くよう指示された。試合後には、ニュージーランドのトニー・レディングス(Tony Readings)監督から握手を拒否されている。

 レディングス監督は、「チームの命運がかかった試合では、境界線が分からなくなって、今日のようなドラマが生まれる」と話した。

「普段は中国の監督と非常にうまくやっている。彼はとても良い指揮官だ」

「われわれのチームがスローインですぐに攻撃を再開しようとしたとき、彼は選手を止めようとしたから、スタンド行きを命じられたんだ。あれは首をかしげたくなるような行動だったし、私なら相手チームの選手に絶対にしないことだ」

「でも、また会うことになるだろう。中国とはよく試合をするし、それ自体は問題ない」

「そこまで問題とは思っていない。試合の駆け引きの一つだし、ハングリーさや、勝ちたいと思う気持ちの表れだ。でも、私はやらないということだ」