【6月12日 AFP】米経済誌「フォーブス(Forbes)」は11日、スポーツ選手の長者番付を発表し、無敗のボクサーであるフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)が年収1億500万ドル(約107億円)で1位に輝き、前年王者のタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)を退けた。

 メイウェザーは、2012年にも8500万ドルで1位になり、男子ゴルフのメジャー14勝を誇るウッズが2001年から保持していた高額所得スポーツ選手100人の頂点を奪っていた。

 メイウェザーは今回、ウッズ以外で年収が1億ドルを超えた初めての選手になったが、スポンサー収入がないため、昨年9月の試合でサウル・アルバレス(Saul Alvarez、メキシコ)を下した試合と、先月マルコス・マイダナ(Marcos Maidana、アルゼンチン)に勝利した試合の、合計わずか72分で得たファイトマネーが唯一の収入源だった。

 フォーブス誌では、6月1日から1年間で得た賞金、給与所得、スポンサー収入を勘案して番付をつけている。

 先月、オーストラリアのアダム・スコット(Adam Scott)に世界ランク1位の座を譲ったウッズは、ビデオゲームのスポンサー契約が打ち切られ、3月31日に圧迫神経痛の治療のため腰の手術を受けると、第78回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2014)と今週行われる第114回全米オープン選手権(2014 US Open Championship)の欠場を余儀なくされ、長者番付でも首位から後退した。

 メイウェザーがアルバレスを下した試合では、ペイ・パー・ビュー(PPV)で歴代最高となる総売上額2億ドル(約204億円)が記録されたが、歴代最高視聴率をマークしたのは、2007年の対オスカー・デラホーヤ(Oscar De La Hoya)戦だった。