【4月3日 AFP】米経済誌『フォーブス(Forbes)』のウェブサイトは2日、ボクシングのフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)が、5月2日に行われるマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)との世紀の一戦により、2015年のスポーツ選手長者番付で歴代最高額を大幅に更新するという試算を発表した。

 同誌は米ラスベガス(Las Vegas)で行われる世界ウェルター級タイトルマッチのファイトマネーは、メイウェザーが最低でも1億5000万ドル(約180億円)、パッキャオが1億ドル(約120億円)以上としている。同ウェブサイトではまた、ペイ・パー・ビュー(PPV)の売り上げが300万件以上に上った場合、ファイトマネーはさらに増えることになるとしている。

 これを受けメイウェザーは、2008年にタイガー・ウッズ(Tiger Wood)が記録した史上最高額の1億2500万ドル(インフレーション調整後、以下歴代記録については同じ)を更新して、年間収入がスポーツ選手の歴代1位になるという。

 ウッズは2009年に1億2000万ドルで史上2番目の数字を記録しており、年間収入額の歴代記録で上位2位を独占している。

 歴代3位は、NBAの伝説マイケル・ジョーダン(Michael Jordan)氏が1997年と1998年に記録した1億1500万ドルとなっており、さらにウッズが2007年と2010年に記録した1億1300万ドルが続いている。

 ボクシング界で年間収入の歴代トップにつけているのは、1996年に1億1200万ドルを記録した元世界ヘビー級王者のマイク・タイソン(Mike Tyson)となっている。

 フォーブスによると、この数字は25年間にわたりスポーツ選手の収入を調べた統計結果が基になっている。

 パッキャオのプロモーターを務めるボブ・アラム(Bob Arum)氏は、メイウェザーとのメガファイトによる収益は4億ドル(約480億円)を超える記録的な額に上るだろうと語っている。(c)AFP