【6月2日 AFP】(一部更新、写真追加)ネパールで発生した2度の地震により甚大な被害を受けたシンドパルチョーク(Sindhupalchowk)地区で2日午後、被災者の救援物資を運んでいたヘリコプターが墜落し、緊急医療援助団体「国境なき医師団(Medecins Sans FrontieresMSF)」の職員ら4人が死亡した。同国軍や運航会社などが明らかにした。

 警察によると、首都カトマンズ(Kathmandu)に本社を置くマウンテン・ヘリコプターズ(Mountain Helicopters)社のヘリコプターが午後4時半ごろ、同市の北方にある森林地帯に墜落した。地元住民は、ヘリコプターが墜落前に電線に接触したと話しているという。

 軍関係者はAFPに対し、軍の部隊が現場で4人の遺体を発見したと語った。同社関係者によると、犠牲者は操縦士1人の他、オランダ人女性1人とネパール人2人のMSF職員3人だった。(c)AFP