■四大大会で唯一ホークアイが未導入

 アザレンカは、他のグランドスラムと異なり、ローラン・ギャロス・スタジアム(Stade Roland Garros)では自動ライン判定システム「ホークアイ(Hawkeye)」が導入されていないことが、問題の一端だと考えている。

 これは、パリ(Paris)で使用されている赤土がボールの跡をしっかりと残し、通常は審判が目視で確認できるためだ。

 しかし、今回の例では線審が少し遅れてコールしたため、状況が複雑化してしまった。

 アザレンカは、「ときにはリプレーが必要だと思う。リプレーをやるべきよ。ものすごく明らかなものだったからね」と語った。

「疑わしきは罰せずだけど、五分五分という場面で、微妙な判定みたいなものがあった。このレベルの試合でああいうミスがあっちゃいけないのは明らかでしょ」

「彼女(セレーナ)はすでにボールを打っていた。ボールはネットにかかって、彼(主審)はコールが遅れて発せられたものではないと言った。私に言わせれば、確実にリプレーが必要な場面だった」

「ホークアイがあるんだから、それを導入しましょうよ。主審にとっても簡単じゃないけど、選手にとっては、ああいうミスをされるとたまらないのよ」

「だからリプレー、小さいテレビみたいなもの?よく知らないけど、それで確認しましょうよ」

 しかしアザレンカは、セレーナに対して個人的な不満は抱えていないとしており、試合後に「わだかまりをなくすための」言葉を交わしたかと聞かれると、「わだかまりなんてないわ。でも、私のショートパンツをあげたの。気に入っていたみたいだから。本当の話よ」と答えている。(c)AFP/Allan KELLY