【5月17日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2015)は16日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-4、6-4で第7シードのダビド・フェレール(David Ferrer、スペイン)を退け、決勝進出を決めた。

 前回覇者のジョコビッチは、準々決勝で錦織圭(Kei Nishikori)に勝利した後、フェレールが危険な対戦相手だと警戒していた。

 しかし、第1セットの序盤にブレークしたジョコビッチは、6-4でこれを先取する。

 第2セットの第6ゲームでは、フェレールがブレークチャンスを迎え、ジョコビッチもそれをしのぎながら、アドバンテージを奪い合う。しかし、最後はフェレールのバックハンドリターンがアウトになり、このチャンスをものにすることができなかった。

 第9ゲームにブレークして5-4と決定的なリードを手にしたジョコビッチが、第10ゲームをキープして試合に決着をつけた。

 昨年大会(Internazionali BNL d'Italia 2014)の決勝でラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を破ったジョコビッチは、4度目の優勝に王手をかけている。

 また、「リターンの名手」であるフェレールを相手に、自身のサービスゲームをキープできたことが自信につながったようだ。

「フェレールのようなリターンの名手を相手に、自分のサービスゲームをブレークされなかったことは自信につながるよ」

「彼はいつも1本でも多く打たせようとする、素晴らしい対戦相手だ」