【5月1日 AFP】サッカー元コロンビア代表で、レアル・マドリード(Real Madrid)やナポリ(SSC Napoli)、コリンチャンス(Corinthians)でプレーしたフレディ・リンコン(Freddy Rincon)氏が、マネーロンダリング(資金洗浄)や薬物に関する共同謀議で、国際刑事警察機構(インターポール、InterpolICPO)から聴取を求められていることが分かった。

 1990年のイタリアW杯(1990 World Cup)などで同国代表としてプレーしたリンコン氏は、隣国パナマでマネーロンダリングを行うコロンビアの麻薬売人組織の隠れみのになっているとの疑惑が持たれている。

 48歳のリンコン氏は、インターポールがウェブサイト上に発表した「国際逮捕手配書(赤手配書)」に「驚いた」と語った。

 リンコン氏はコロンビアの週刊誌セマーナ(Semana)に対し、「私に対する不利な証拠はパナマにない。私がサッカー界に復帰しようとしているさなかに、インターポールの手配書が出てきたことは、非常に奇妙なことだ」とコメントした。

 リンコン氏は、1990年から93年にかけて所属していたアメリカ・デ・カリ(America de Cali)への復帰がささやかれていた。(c)AFP