【4月14日 AFP】オーストラリア北東の名高い観光都市ケアンズ(Cairns)郊外で、ゴルフをしていた75歳男性がコース内の池に落ちたボールを拾おうとしてワニにかまれる事故があった。

 ケアンズの北70キロのポートダグラス(Port Douglas)にあるパーマー・シー・リーフ・ゴルフコース(Palmer Sea Reef Golf Course)で13日午後、コースを回っていたジョン・ラヒフさん(75)は、11番ホールでボールを池に打ち込んでしまった。ボールを拾おうとゴルフカートで池に近づいたラヒフさんは、池の端でワニが日光浴をしているのに気付かなかった。

 ラヒフさんは豪公共放送ABCに、カートから降りて池に入りボールを回収して戻ろうとしたとき「ワニにかみつかれて水中に引きずり込まれかけた」と語った。ワニの種類はイリエワニで体長は1.5メートルあったという。

 すねには深い切り傷、ふくらはぎにも刺し傷があったが、ラヒフさんはどうにかカートを自力で運転してクラブハウスまで戻り、救急車で病院へ搬送された。

 それでもラヒフさんは「せっかく日光浴をしていたところを邪魔してしまったわたしも悪い。ワニのほうが驚いただろうよ」などと述べ、今回の事故にも懲りた様子はない。今後もゴルフを続ける意欲満々だ。「ボールを池に打ち込まなければいいのさ」(c)AFP