【4月3日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2015)は2日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第12シードのカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)が6-3、6-3で第9シードのアンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic、ドイツ)に勝利し、スペイン女子選手としては22年ぶりとなる同大会決勝へ進出した。

 クランドン・パーク・テニス・センター(Crandon Park Tennis Center)で決勝に進出した最後のスペイン人選手は、1993年大会でシュティフィ・グラフ(Steffi Graf)氏を破ったアランチャ・サンチェス・ビカリオ(Arantxa Sanchez-Vicario)氏となっている。

 スアレス・ナバロは4日に行われる決勝戦で、計7回の大会女王に輝くセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)の勝者と対戦することになり、キャリア最大の試練に遭遇することが予想される。

 セレーナは、3連覇を目指している同大会で16連勝中と勢いがとどまることを知らず、対するハレプも2週間前にBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2015)を制したばかりとなっている。

 スアレス・ナバロは、ペトコビッチと合わせて60本近くのアンフォーストエラーを記録するという締まりのない試合で、計10回のブレークチャンスのうち3回をものにして相手を寄せ付けず、約1時間30分で勝利を収めた。

 ペトコビッチは、準決勝に勝ち上がるまで1セットも落とさず、18ゲームを失っていただけだった。

 スアレス・ナバロは、昨年のポルトガル・オープン(Portugal Open 2014)でのツアー初優勝以降、タイトルを獲得していない。(c)AFP