【2月16日 AFP】女子テニス、BNPパリバ・フォルティス・ダイヤモンド・ゲームス(BNP Paribas Fortis Diamond Games 2015)は15日、ベルギーのアントワープ(Antwerp)でシングルス決勝が行われる予定だったが、大会第5シードのカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro、スペイン)が首の故障による棄権を表明し、第3シードのアンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic、ドイツ)が優勝を飾った。

 ツアー通算6勝目を挙げたペトコビッチは、最新の世界ランキングでトップ10入りすることが予想されている。

 スアレス・ナバロは、「朝起きたら、首に痛みを感じました」と経緯を説明。「理学療法士の治療を受け、11時半に練習を開始しました。その後に再び療法士に診てもらって、2時半から練習を再開しましたが、サーブを打つことができなかった。自分の望むプレーができなかったのです。だから、決勝を棄権するより他にありませんでした」とした。

「本当に申し訳ありません。この大会が大好きで、最高の一週間を過ごしていました。今日も本当に出たかったです」

 27歳のペトコビッチは、ここ10か月でツアー4勝を記録。2011年に到達した自己最高の世界ランク9位に復帰することを目標に、日々前進している。

 2011年の四大大会(グランドスラム)3大会で8強入りを果たしたペトコビッチだが、その後は故障に苦しめられる。それでも、昨年の全仏オープンテニス(French Open 2014)で4強入りを果たすと、ペトコビッチは再び世界トップレベルの選手として好調を取り戻した。(c)AFP