【1月14日 AFP】本家のように下着モデルを務めるまでには至っていないが、第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)の出場チームには、「イラクのロナウド」や「ウズベキスタンのベッカム」など、きらびやかなあだ名を持つ面々が存在し、ピッチ脇をジャージー姿で歩いている。――その数は、彼らを集めれば即席の「銀河系軍団」が作れそうなほどだ。

 ペレ(Pele)にジーコ(Zico)、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)といった名前から、アジアのサッカーを連想するのは難しい。かつてはあだ名に使おうという人もいなかった。しかし、時代は変わった。

 今大会で目立つのは、「イラクのクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)」や「アジアのギャレス・ベイル(Gareth Bale)」、「中国のセルヒオ・ラモス(Sergio Ramos)」など、昨季の欧州王者レアル・マドリード(Real Madrid)に所属する選手からあやかったあだ名だ。こうした派手なニックネームは、彼らの知名度を高めるのに一役買っている。

 スウェーデンでプレーするイラクのアーメド・ヤシーン(Ahmed Yasin)は、「イラクのクリスティアーノ・ロナウド」の異名を持ち、サッカー選手としての驚異的な能力や、セクシーなブリーフのブランド「CR7」こそ持たないものの、ロナウドを思い起こさせる端正な容姿をしている。また、チームメートのアリ・アドナン(Ali Adnan)は、左サイドでの力強い突破から、「アジアのギャレス・ベイル」と呼ばれている。

 どうやら今大会では、ほとんどのチームが「ロナウド」を擁しているようだ。例えばバーレーンでは、豪快な突破が持ち味のストライカー、ジェイシー・ジョン(Jaycee John Okwunwanne)が一番近い。少なくとも、血気盛んなところはロナウドに似ている。

 韓国の孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)は、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)のチームメートから「ソナウド(Sonaldo)」と呼ばれている。快足でならす韓国のスーパースターは、ビートルズを思わせる髪型が特徴で、K-POPの美人歌手との交際もうわさされており、国内ではすでにセレブリティーの仲間入りをしている。

 韓国にはほかにも、「韓国のスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)」こと寄誠庸(Ki Sung-Yueng、キ・ソンヨン)がおり、一方で国境をまたいだライバル国には、「人民のウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)」こと鄭大世(Jong Tae-Se、チョン・テセ)がいる。現在は韓国のKリーグでプレーする鄭大世は、今大会には出場していない。