【1月14日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)は13日、グループAの試合が行われ、韓国は1-0でクウェートを退け、連勝でグループ突破を決めた。

 韓国が「幸運な」勝利を挙げた。初戦のオマーン戦は個人技からの1点で勝利した韓国は、この日は南泰煕(Tae-Hee Nam、ナム・テヒ)が前半に挙げた得点を守り切った。

 韓国を率いるウリ・シュティーリケ(Uli Stielike)監督は、初戦から先発7人を変更したが、その多くはやむを得ないもので、特にオマーン戦で脚を骨折した李菁龍(Chung-Yong Lee、イ・チョンヨン)は、試合前の段階で大会からの離脱が決まった。

 そのほかには、オマーン戦で危険なタックルを受けて早々に交代した右SBの金昌洙(Chang-Soo Kim、キム・チャンス)も回復が間に合わず、またその試合で決勝点を挙げたチョ永哲(Young-Cheol Cho、チョ・ヨンチョル)もベンチスタートとなった。

 さらにここ数日、チームでは発熱を訴える選手が続出しており、特に影響の大きかったバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)の孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)は出場を見合わせた。

 シュティーリケ監督は、「メンバー変更は意図したものではなく、チーム状況を受けてのものだ。オマーン戦では負傷者が3人出た。1人は大会絶望で、残り2人も間に合わなかった」と話している。

「さらにここ2日は、発熱という非常に大きな問題が起こった。今日はベンチに8人が入ったが、実際のところ、問題のない選手はたったの4人だった」

 孫興民については立ち上がるのもやっとで、検査入院が必要なほどだったという。

 シュティーリケ監督は、「今日プレーした選手たちも、明日になったら体調を崩すかもしれない。次はどの選手が倒れるかと、戦々恐々としている」と話した。