■「無知とパニック」ネットユーザーらが批判

 中国のマイクロブログ「新浪微博(Sina Weibo)」では、この話題が18日午前中に大きく注目され、活発な議論が交わされた。多くの人は少年に対する冷酷な扱いに憤りを感じていた。

「どうして少年は情け容赦なく放置されたのか。少年に不公平だ」とあるユーザーは問いかけた。

「中国国民に十分な教育を施せていない結果がこれだ。それで無知とパニックが起きる」と別のユーザーは嘆いた。

 中国国家衛生計画出産委員会(National Health and Family Planning Commission)は今月、今年10月末までの統計として、国内で初めてHIVへの感染例が確認された1985年以降、HIVへの感染またはエイズの発症を診断された例は49万7000人に上ると発表した。

 中国ではHIV/AIDSへの偏見は学校や病院、職場などで今もなお残っており、専門家らはそのことがHIVの診断と治療の弊害になっていると指摘している。(c)AFP