【11月23日 AFP】14F1第19戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2014)に出場しているフェラーリ(Ferrari)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が22日、自身がモチベーションとチームへの献身を欠いていると示唆したマルコ・マッティアッチ(Marco Mattiacci)最高経営責任者(CEO)に反論した。

 アブダビGPのサーキットで、マッティアッチCEOは報道陣に対し、年間優勝2度のアロンソに代わって、4年連続王者のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)を獲得した理由について、「最高のモチベーションと、チームに尽くそうという姿勢を持った」ドライバーがほしかったからだと話していた。

 マッティアッチCEOはさらに「セバスチャンがレッドブル(Red Bull)で培ってきた途方もない経験と熱意が、待ち受ける困難を克服する力をチームに与えてくれると確信している」とも語っている。

 これに対してアロンソは22日、「コメントは聞いたけど、あまり気持ちの良いものじゃない」と反論した。

「僕がモチベーションを失っていると言いたいのかもしれないけれど、彼がフェラーリに来たのはごく最近だ。ここに来てからまだ数か月で、僕がこの5年間をどう過ごしてきたか、1つ1つのレースでどう戦ってきたかを見ていない」

「多分、僕は年を取りすぎたんだろう。彼はイタリアGP(Italian Grand Prix 2014)までに契約を更新しようと何度も何度も迫って来て、話し合いをした。最後の方には電話やメールでも攻勢をかけてきた。メールは今もパソコンに残ってるよ」

(c)AFP