【10月15日 AFP】サッカー欧州選手権2016(UEFA Euro 2016)は14日、予選の試合が各地で行われ、グループDのドイツはアイルランドと1-1で引き分けた。

 トニ・クロース(Toni Kroos)のゴールで先制した世界王者のドイツは、迎えた試合終了間際、代表戦100試合出場を果たしたアイルランドのジョン・オシェイ(John O'Shea)に劇的な同点ゴールを許し、予選での苦戦はさらに続くこととなった。

 ワルシャワ(Warsaw)で行われた11日のポーランド戦で、ショッキングな0-2の敗戦を喫し、予選無敗が33試合で止まっていたドイツは、この日も決定力を欠き、対するアイルランドはふさわしい勝ち点1を手にした。

 W杯戴冠から3か月、負傷と代表引退で当時の主力を多く欠いたこともあって、ドイツはまたしても平均点以下の試合しか見せられなかった。

 さらにこの試合では、ヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は、インフルエンザを発症したチェルシー(Chelsea)のアンドレ・シュールレ(Andre Schuerrle)とボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)のクリストフ・クラマー(Christoph Kramer)の2人も外さなければならなかった。

 この結果、ドイツはグループDでスコットランドと同勝ち点4の4位にとどまり、アイルランドは得失点差で首位をポーランドに譲っているものの、勝ち点7で2位につけている。

 ドイツは11月、グループ最下位の格下ジブラルタルとニュルンベルク(Nuremberg)で対戦し、一方のアイルランドは、自信を深めてグラスゴー(Glasgow)でのスコットランド戦に臨む。(c)AFP/Ryland JAMES