【10月3日 AFP】スペイン1部リーグ、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)の主将を務めるガビ(Gabi)が2日、前所属のレアル・サラゴサ(Real Zaragoza)時代の試合での八百長疑惑を否定した。

 反汚職検察の聴取で31歳のガビは、2011年のサラゴサ対レバンテ(Levante)戦で試合を不正操作するために選手らが金を受け取っていないと否認した。

 その試合でガビは2点を奪い、2-1で勝利したサラゴサは残留を決めた。

 司法関係者はAFPに対し、ガビが「その試合で八百長はなかった」と否定したと語っている。

 検察官はガビに対し、その試合が行われた頃にサラゴサから9万ユーロ(約1200万円)の支払いがあったことについて問われた。ガビはこれに対し、支払われた金はボーナスで、数日後にクラブ側から返却を求められたため現金で返したという。

 スペイン各紙は、他のサラゴサの選手らがクラブから金を受け取り、それをレバンテの選手に渡したと報じている。

 検察は2日と3日にかけて33人に出頭を要請して八百長疑惑に関して聴取を行っており、その後捜査を開始するか否かを決定する。

 出頭を要請された中には、当時レバンテ監督のルイス・ガルシア(Luis Garcia)氏やサラゴサ指揮官のハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)氏なども含まれている。(c)AFP