【9月18日 AFP】17日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)、グループEのASローマ(AS Roma)対CSKAモスクワ(CSKA Moscow)戦で、両チームのサポーター同士の衝突が起こり、刺し傷を負ったとみられる1人を含め少なくともロシア人2人が病院へ搬送された。

 試合は、ローマが5-1で勝利しグループ首位に立ったが、4季ぶりのチャンピオンズリーグ出場で勝利を収めた喜びのムードは、試合前から続く見苦しい乱闘騒ぎにより台無しになってしまった。

 伊ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)紙の電子版によると、身元不明のロシア人1人が腹部と腕を刺され、市内の病院に運ばれたという。第一報では、被害者の男性は命の別状はないとされている。

 もう1人のCSKAファンの被害者は、瓶と思われるものが当たり頭部を負傷し、病院へ運ばれた。

 暴動は、試合終盤にローマが5-0でリードすると、さらにエスカレートした。

 テレビの映像では、両チームのファンが互いに罵倒し、物を投げつけ合う様子と、それを係員が制止しようとする姿が映っていた。(c)AFP