【5月4日 AFP】3日にローマ(Rome)で行われたサッカーイタリア杯2013-14(Italian Cup 2013-14)決勝、フィオレンティーナ(Fiorentina)対ナポリ(SSC Napoli)の試合開始を前に、ナポリとASローマ(AS Roma)のサポーター同士が衝突し、重傷の1人を含む4人が負傷した。伊紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)などが報じている。

 決勝が行われたローマのスタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)には、フィオレンティーナとナポリのサポーターが3万人以上訪れていた。

 ガゼッタ紙のウェブサイトでは、4人の負傷者のうち1人が私服の警官だったと伝えている。また伊ANSA通信によると、3人のサポーターは銃撃により負傷している。

 公式に理由は明かされていないものの、試合は当初の開始時間から45分遅れ、現地時間の午後9時45分にキックオフとなった。

 当初の試合開始時間を前に役員らが議論する中、クルバ・ノルド(Curva Nord、北側スタンド)に陣取るナポリのサポーターからはピッチに向け発煙筒が投げ込まれた。「ウルトラス」と呼ばれる筋金入りのサポーターは、ナポリのサポーターが銃撃されたことを受け、選手にプレーしないよう求めていたとみられる。

 この騒動を抑えるため、ナポリのマレク・ハムシク(Marek Hamsik)がサポーターの代表と話し合いを行い、その後ピッチ脇へ戻った。(c)AFP