【9月6日 AFP】第69回ブエルタ・ア・エスパーニャ(69th Vuelta a Espana)は5日、第13ステージ(ベロラードからオブレゴン・カバルセノ、188.7キロメートル)が行われ、コフィディス(Cofidis, Solutions Credits)のダニエル・ナバーロ・ガルシア(Daniel Navarro Garcia、スペイン)がグランツールでは初のステージ優勝を果たした。

 そして、チーム・サクソ・ティンコフ(Team Saxo-Tinkoff)のアルベルト・コンタドール(Alberto Contador、スペイン)が総合首位の座を守っている。

 レース残り2キロメートルの位置で仕掛けたナバーロは、カチューシャ・チーム(Katusha Team)のダニエル・モレーノ(Daniel Moreno、スペイン)、ベルキン(Belkin Pro Cycling Team)のウィルコ・ケルデルマン(Wilco Keldermann、オランダ)を振り切り、カバルセノ自然公園(Parque de Cabarceno)の短い上りを制した。

 総合優勝を争う選手は、レースを制したナバーロに5秒遅れで全員フィニッシュしており、上位選手の差は変わらず、モビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)はコンタドールに20秒差、スカイ(Sky Pro Cycling)のクリス・フルーム(Chris Froome、英国)は1分20秒差をつけられている。

 レース序盤は11人のライダーが逃げていたものの、3級の峠2つと、最後の2級の峠を越えるころにはその差は徐々に縮まっていった。

 そして残り7キロメートルとしたところで、最後まで逃げていたアスタナ(Astana Pro Team)のアレクセイ・ルシェンコ(Alexey Lutsenko、カザフスタン)をメーン集団が吸収すると、ナバーロは独走態勢に入り、総合優勝を争う上位選手に十分な差をつけてトップでフィニッシュした。(c)AFP