新シーズンに飛躍が期待されるプレミアの新星5人
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【8月15日 AFP】ライアン・ギグス(Ryan Giggs)からラヒーム・スターリング(Raheem Sterling)、その間に登場したマイケル・オーウェン(Michael Owen)、ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)、セスク・ファブレガス(Cesc Fabregas)まで、イングランド・プレミアリーグは以前から期待の若手が芽吹く肥沃な土壌だった。
ここでは、2014-15シーズンにスターダムへの飛躍が期待される若手のうち、AFPが選出した5人の選手を紹介する。
■ルーク・ショー/マンチェスター・ユナイテッド
昨シーズン、サウサンプトン(Southampton FC)で順調なシーズンを送り、イングランド代表ではアシュリー・コール(Ashley Cole)からポジションを奪ったルーク・ショー(Luke Shaw)は、DFとしては史上4位となる移籍金2700万ポンド(約46億5000万円)でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)へ移籍した。
ルイス・ファン・ハール(Manchester United)新監督が採用を決めている3-4-1-2の布陣では、怖いもの知らずの19歳にはおそらくフィットするだろう。彼に求められる仕事はたった1つ、左サイドに幅を作り出すことだけだ。
近年までユナイテッドの左サイドに君臨し、現在はチームの助監督を務めるギグス氏は、「ルークはとても才能ある左サイドバックで、大きな潜在能力を秘めている。サウサンプトンで急激に力を伸ばしたし、一流選手となるのに必要なあらゆる特徴を備えている」とコメントしている。
■クル・ズマ/チェルシー
19歳のクル・ズマ(Kurt Zouma)は、今年1月に推定1200万ポンド(約20億円)でフランス・リーグ1のサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)からチェルシー(Chelsea)へ加入すると、2013-14シーズンの後半は同クラブへ期限付き移籍していた。
力強い長身CBのズマは、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督から背番号5を与えられ、7月にはオリンピア・リュブリャナ(NK Olimpija Ljubljana)との親善試合でチェルシーでの初ゴールも記録している。
現時点ではジョン・テリー(John Terry)とギャリー・ケイヒル(Gary Cahill)がCBの先発候補になるとみられているが、チェルシーは参戦する4大会すべてで優勝を目指しており、U-21フランス代表のズマにもアピールの機会は多いと思われる。
7月のチーム合流直後、チェルシーの公式テレビ「Chelsea TV」でズマは「モウリーニョ監督から『準備はできてるか』と聞かれた。『ええ、できてます』と答えたよ」と話している。
■カラム・チェンバース/アーセナル
サウサンプトンに所属した前シーズン、開幕当初のカラム・チェンバース(Calum Chambers)はナサニエル・クライン(Nathaniel Clyne)に次ぐ右サイドバックの2番手だったが、そこから先発に割って入った。そしてこの夏、推定1100万ポンド(約19億円)を提示したアーセナル(Arsenal)へ移籍した。
19歳のチャンバースは、シーズン前に行った3つの親善試合では、不慣れなCBに入ったにも関わらず、足元が非常に安定しているところを見せた。
主将のミケル・アルテタ(Mikel Arteta)も「カラムの能力には驚いた。順応がものすごく早いし、プレーもすごく安定している。落ち着いているし、いたって普通の青年で、何年後かにはチームにとってすごく大切な選手になっているはずだ」とコメントした。