ネイマール来日、イベント出演で会場沸かせる
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【8月1日 AFP】サッカーブラジル代表のネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が31日、寝具メーカーとのサポート契約締結のために来日した。
サングラスに野球帽の格好でネイマールが羽田空港に姿を現すと、東京は「ネイマール・フィーバー」に沸いた。
FCバルセロナ(FC Barcelona)に所属する22歳のネイマールは、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で腰椎を骨折し、まだ回復途上にあるが、空港では約700人のファンから大歓声で迎えられ、テレビ出演の際にはレッドカーペットを歩いてスタジオに登場するなど、最上級の待遇を受けた。
その後、サポート契約の会見に出席したネイマールは、リラックスできるのには秘密があるとメーカーがうたうマットレスに腰掛けながら、「腰のけがは良くなっているので、できる限り早くチームに合流したい」と話した。
「リハビリを続けて腰をしっかり治し、100パーセントの状態にしたい。新シーズンをとても楽しみにしている」
ネイマールが復帰すれば、バルセロナはリオネル・メッシ(Lionel Messi)、新加入のルイス・スアレス(Luis Suarez)が揃い、おそらく世界一豪華な攻撃陣が実現する。
「欧州でプレーして、できるだけ多くのタイトルを獲得することがずっと夢だった。世界一の選手になることにはこだわっていない。ブラジル代表の力になれる最高の選手になりたいだけなんだ」
フジテレビ(Fuji TV)の番組に出演した際には、黒いTシャツに金のネックレスを身につけ、帽子を後ろ前にかぶったネイマールが登場すると、スタジオは出演者やブラジルのレプリカユニホームをまとった観覧客がシャツへのサインをねだり、大騒ぎとなった。
負傷のため、コルセットを巻いての来日となったネイマールは、日本の女性をどう思うかという質問に対しては、笑顔を浮かべながら「日本の女性はすごくかわいい。でも僕はブラジル人だから、ブラジルの女の子の方が好みかな」と答えていた。
ネイマールが出演を終えるとスタジオには落ち着きが戻り、その後はネイマールやそのほかの有名人の「そっくりさん」が登場した。
開催国の期待を背負って臨んだネイマールのW杯は、ブラジルが2-1で勝利したコロンビア戦で負傷したことにより、涙とともに終わりを迎えた。ヘリコプターで病院へ運ばれるネイマールの姿は、ブラジル全体にショックを与えた。
大会で通算4得点を記録し、勝利の守り神となっていたネイマールを失ったブラジルは、大会覇者ドイツとの準決勝で1-7と惨敗を喫し、これ以上ない屈辱を味わった。
高額のスポンサー契約を結んだ世界のトップスポーツ選手が、はるばる海を渡って来日することは珍しくない。先日はレアル・マドリード(Real Madrid)のスーパースター、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が美容器メーカーのイベントで来日している。
また、元イングランド代表主将のデビッド・ベッカム(David Beckham)氏も、広告塔として現在でも大きな力を持っている。(c)AFP