【7月7日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)準決勝、ブラジル対ドイツの試合を、ウルグアイのルイス・スアレス(Luis Suarez)がかみついた試合を裁いたメキシコの主審が担当することに決まった。

 マルコ・ロドリゲス(Marco Rodriguez)主審は、グループDのイタリア対ウルグアイの試合で、イタリアのクラウディオ・マルキジオ(Claudio Marchisio)に退場を言い渡しており、7日にサンパウロ(Sao Paulo)で行われる準決勝では、滞りなく試合を進行することが求められる。

 ロドリゲス主審は、スアレスがイタリアのジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini)にかみついた場面を試合中に見逃しているが、その後、スアレスは大会から追放され、4か月のサッカー禁止の処分を受けている。

 今大会はここまで3試合を担当しているロドリゲス主審だが、決勝トーナメントの試合は一度も裁いていない。

 ドイツのバスティアン・シュバインシュタイガー(Bastian Schweinsteiger)は、準決勝を担当する審判団に対し、ブラジルの厳しい寄せに目を配るようにとくぎを刺している。

 シュバインシュタイガーは、「激しい当たりは間違いなくサッカーの一部だから、僕たちも主審も気をつけておく必要がある」とコメントした。(c)AFP