【7月4日 AFP】ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)の女子シングルス準決勝でユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)に敗れたシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は、第1セットの第5ゲームで足首を痛めたことが敗因になったことを認めている。

 ハレプは、からからに乾いたコートを対角線上に走りながらボールを追っていたところ、地面に足を取られ足首を負傷、その後は完全に調子を取り戻すことができず、6-7、2-6で敗北を喫した。

 22歳のハレプは、メディカルタイムアウトを取って治療を受けたが、すでに抱えていた左大腿(だいたい)部の故障と、この日の転倒の後遺症が重なって、試合を優位に進めることはできなかった。

 全仏オープンテニス(French Open 2014)で準優勝に輝いたハレプは、「続行するのは難しかった。足首をひねって、厳しい状態だったわ。瞬間的に激しい痛みが走り、テーピングをしてからは少し回復した」と話している。

「それでも、脚にこれ以上の負担はかけられなかった。負傷してからはサーブが非常に悪くなった。けがが増えた状態で続けるのは難しいわよね」

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