【6月28日 AFP】サッカーブラジル代表は、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)決勝トーナメント1回戦のチリ戦を翌日に控え、不安な気持ちを抱えていると、ルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)代表監督が明かした。

 27日にベロオリゾンテ(Belo Horizonte)のミネイロン・スタジアム(Estadio Mineirao)で行われた記者会見でスコラーリ監督は、「特に、トーナメントに入ると落ち着かなかったり、不安を感じたりするのは理解できるだろう。ミスをすることは許されない」と語った。

「いつも以上に不安で、いつも以上に神経質になる。しかし、どんな大会でもそれは普通だ。われわれが母国ブラジルで戦っているからという理由だけではない。私は1人きりで考え始めると少し神経質になる」

 主要国際大会の後半戦で経験豊富なスコラーリ監督だが、セレソン(Selecao、ブラジル代表の愛称)は非常に大きな期待をかけられており、それは23日にカメルーンに4-1で勝ったことでより一層増していると主張した。

「われわれはカメルーン戦では自分たちが決勝トーナメントに残るために戦った。われわれは勝てなければこの場を去らねばならない。決勝までこれが続いていく。それが掟だ」

「もし敗れれば、全く誇りに思えないだろう。しかし、チームのムードは試合を続けることにある種の幸福感を覚え、夢中になっている状態だ」