【6月27日 AFP】独スポーツ用品大手アディダス(Adidas)は26日、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で広告塔の一人として起用していたウルグアイ代表のルイス・スアレス(Luis Suarez)が、同大会でのかみつき行為で4か月間すべてのサッカー活動の禁止処分を受けたことを受け、W杯の広告での同選手の使用を中止すると発表した。

 アディダスの広報はAFPに対し、「アディダスは国際サッカー連盟(FIFA)の決定を100パーセント支持する。われわれがルイス・スアレスの行為を受け入れることはないし、彼にはわれわれが選手に求める水準を思い出してほしい。2014年W杯ブラジル大会期間中は、マーケティング活動でスアレスを使用するつもりはない」と語っている。

 FIFAはスアレスに対し、9試合の出場停止処分と、4か月間すべてのサッカー活動の禁止処分に加え、10万スイスフラン(約1100万円)の罰金を言い渡している。(c)AFP