スコラーリ監督、引き分けにも満足「成長している」
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【6月18日 AFP】サッカーブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督が17日、0-0のスコアレスドローに終わったW杯ブラジル大会(2014 World Cup)グループAのメキシコ戦についてコメントし、試合内容には満足していると語った。
カステラン・スタジアム(Castelao stadium)で、ブラジルはメキシコの堅い守備に手を焼き、そこを突破してもGKギジェルモ・オチョア(Guillermo Ochoa)の好セーブに阻まれた。この日、オチョアは3度のスーパーセーブを披露し、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のシュートを2度、さらにチアゴ・シウバ(Thiago Silva)の終盤のヘディングも阻止している。
それでも、メディアの前に姿を見せたスコラーリ監督は強気の態度を崩さず、サンパウロ(Sao Paulo)で行われたクロアチアとの開幕戦に3-1で勝利しているブラジルは、引き分けによって決勝トーナメント進出に一歩前進したと話した。
スコラーリ監督は、「私の個人的な意見であって評論家の意見ではないが、チームはクロアチアとの試合よりも良くなっていた」とすると、「クロアチア戦で見せたものよりも、少なくとも10パーセントは良かった」とコメントした。
「チームは進化している。改善点はあるが、決勝トーナメントには進める。今日は質の高さを見せたから、私は満足だ」
同じくグループAのカメルーン対クロアチア戦は、18日にマナウス(Manaus)で行われるが、その試合の結果にかかわらず、ブラジルは23日にブラジリア(Brasilia)で行われるカメルーン戦に勝利すれば、グループリーグを突破することができる。
「ブラジルの人は、対戦相手が何の目的もなくプレーしていると、おかしなことを考えているようだ。多少の差はあれ、メキシコはわれわれと互角に近いサッカーをした。ボール支配率でも、シュートの数でもほとんど差はなかった」
「確かに結果は望んでいたものではなかったが、われわれに足りなかったのはゴールだけだ」
(c)AFP/Andy SCOTT