【6月15日 AFP】ブラジル北東部ナタル(Natal)の競技場で行われた、サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)メキシコ対カメルーン戦は土砂降りの雨に見舞われ、あるブラジル人男性は14ドルの雨がっぱを200ドル(約2万円)で売ってくれと外国人に頼まれたという。

 この男性、ホセさん(28)はナタル在住のビジネスマン。ホセさんはインターネットのニュースサイトG1に対し、雨がっぱは試合の1時間前に競技場の外で買ったと話した。

 ホセさんが競技場の中をガールフレンドと一緒に歩いていると、女性が近づいてきて、スペイン語で雨がっぱを200ドルで売って欲しいと話しかけてきたという。

 ホセさんは、「冗談かと思ってそのまま歩いていたんだけど、思い直して引き返し、その女性に本気かどうか訊ねたんだ。女性は手に金を握りしめていた」と話し、「女性がどこの国の人かは知らないが、メキシコのジャージーを着た男性と一緒にいた」と振り返った。

 激しい雨と、同市唯一の公共交通機関であるバスの運転手らによるストライキのため、13日のメキシコ対カメルーン戦の観戦者は不自由を強いられた。試合結果は、メキシコが1対0でカメルーンを破った。(c)AFP