【6月13日 AFP】米電気自動車(EV)メーカー、テスラ・モーターズ(Tesla Motors)は12日、EV技術の発展を支援するため、同社の特許を「オープンソース運動」の精神で公開すると発表した。

 大きな成功を収めているテスラだが、一方では特許をめぐり技術開発メーカーらとの訴訟が増大している。

 テスラのイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は12日に発表したブログの中で、重要な環境技術の発展が特許によって阻害されることは望まないとの考えを述べた。「テスラや電気自動車を製造する他社、そして世界の全てが、急速に進化する共通の技術プラットホームから恩恵を受けられると、われわれは信じている」

 マスク氏は、オンライン決済サービス「ペイパル(PayPal)」の立ち上げに関連して巨額の富を獲得し、現在はテスラの他に宇宙開発企業のスペースX(SpaceX)も率いている。(c)AFP/Rob Lever